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代表取締役・取締役社長 挨拶
昭和49年1月 妻と知人の若者3人で設立して以来 平成18年8月迄およそ30数年が経過しました。
会社の寿命30年説でいえば命運尽きるという事でしょう。当社では世代交替という形で延命策をとります。
設立当初はコンピュータ・メーカのそばで技術計算プログラムの開発やメーカSEとしてユーザへのコンピュータ全般の
相談業務を行っていました。
それから汎用マシン、ミニコンピュータ等でOSの開発、2次元CADの開発、アプリケーションプログラムの開発等
コンピュータ・ハードの進歩に応じてソフトウェアも開発物件が大規模・複雑化していきました。
ソフトウェアの開発に伴ってハードウェア 或いはパッケージソフトを組み合わせた形でのシステム機器販売等にも進出しました。
ソフトウェア業界の変化に対応した形で会社の維持・運営を順調にやってこれたのは顧客・社員に恵まれていたと思います。
平成17年10月に(株)イーウェーブ殿に当社の営業権の譲渡・社員の移籍を行うことによってIT業界から手を引く事になりました。
第一世代が終了し 次の世代への交替です。現在は家族と少人数の仲間で次の時代の業務を模索中です。
社会・文明の大変革の波を我々は2度経験しているそうです。
第1の波は農業社会(文明)はおよそ数千年にわたって、第2の波は産業革命以降の工業社会(文明)はわずか300年、現代の大変革
第3の波 知識社会(文明)と波の著者が最近定義していましたが、社会、経済学者も大体こういう言い方をしている方が多いようです。
この知識社会(文明)は30年〜50年位の短い期間だそうです。
その後の社会はどうなるのでしょうか。
革新(イノベーション)が企業、社会の目的だそうですが このまま社会・経済・政治が進んでいって明るい未来が待ち受けているとは
思えません。
当社は世代交替に当たって会社の進むべき道を次のように考えています。
知識社会(文明)に於いて我々の習得する知識の価値は年々減価する。減価のスピードは年々速くなっています。
従って継続学習を常に必要とします。 今では3〜5年で価値の無くなる知識を追い求めるよりも、個人の1日1日の仕事の積み重ねが
価値あるものになる事の方が大切だと思います。
1.当社は1日1日の仕事の積み重ねがその個人の自己充足・自己実現に役立つような分野
(匠の世界・芸術の世界)
2.お客さんに休養・元気回復(Refreshment)、微笑(Smile)、小さな夢の世界(Dream)を提供できる分野
知識社会(文明)、企業は常に革新(イノベーション)を追求しています。
IT革命又は他の革新の成果として、この地球上の人間が得たものと失ったものを長期的に評価した時、
合計は零になるような気がします。自然・人間性が損なわれつつあります。
人間性を大事に個人を中心とした顧客が楽しめる、ちょっとだけロマンと夢を感じさせる財とサービスを提供します。
平成17年10月からこの1年間、今から次の時代 次の世代での適切なビジネスについて検討してきました。
今からささやかに出発します。よろしくお願いします。
平成18年9月1日
代表取締役 岩田 徹
取締役社長 岩田 かおる
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